「かたち」のいたずら。「いろ」のおまじない(2) ~たびさきで出会った絵のお話し~
さて前回からの続きをお話しさせていただきます。 「日本画」と「西洋画」の違いを、もう少し詳しくみてみましょう。 例えば画材の違い。 そもそも絵具の素とはなんでしょう? わかりやすく申せば、色のついた鉱物を粉末状にしたもの […]
「かたち」のいたずら。「いろ」のおまじない(1) ~たびさきで出会った絵のお話し~
『神秘の子羊の礼拝』と『燕子花図屏風(左隻)』 今回は「旅先で出会った絵」についてお話しをさせていただこうかと思います。 私たちプロフェッショナル添乗員は、ツアーに参加されるお客様をお連れし様々な場所を訪問いたします。 […]
パトラッシュと歩いたホーボーケンの小径(5)
あの名作劇場「フランダースの犬」の最終回をご覧になった方は覚えていますでしょうか? 日曜日の夜の「カルピス劇場」版(はるか遠い昔、NHK版もあったとの事です)の最終回は、1975年12月28日に放送されたとの事です。 主 […]
パトラッシュと歩いたホーボーケンの小径(4)
ネロ少年が憧れたルーベンスという画家は、いったいどんな人だったのでしょう? ルーベンスの生い立ちを少し俯瞰してみましょう。 彼は1577年に両親が一時疎開していたドイツのジーゲンに生まれました。 父ヤンはオランダ総督の法 […]
パトラッシュと歩いたホーボーケンの小径(3)
さて今回は、あのネロ少年が憧れた画家ピーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640年)について少し触れてみようと思います。 みなさんは美術館によく行かれますか? 勿論、どんな展覧会が行われていて、どんな作品を見ることが […]
パトラッシュと歩いたホーボーケンの小径(2)
「政略結婚」という言葉を聞いたことはありますか? 王室の家系といえども昔のことだから、お世継ぎが誕生しても果たして儚い露命もつかの間! いつ流行り病にやられ、あの世に召されるかわからない・・・ だから王女や王子をまだ幼い […]
パトラッシュと歩いたホーボーケンの小径(1)
名作『フランダースの犬』 ベルギーのアントワープという町を舞台にした児童文学作品があります。 日本ではとても有名な作品です。 即座に「フランダースの犬!」と思い浮かびました方、とってもお詳しいですね。 昔、昔、カルピス劇 […]
歌姫 フローリア・トスカとその時代(4) ~歌劇トスカ あとがきと補説~
あとがきと補説 ● 作曲 ジャコモ・プッチーニ ● 初演 1900年1月14日 ローマ コンスタンツィ劇場 この歌劇の中に出てくる場所は実在するものばかりです。 第一幕の聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会。 この教 […]
歌姫 フローリア・トスカとその時代(3) ~歌劇トスカ Libretto「台本」~
歌劇トスカ Libretto「台本」 【第二幕】 ファルネーゼ宮殿。 月の夜ふけ。 日付が変わろうとする深夜、中庭に灯かりがともる。 窓辺の影絵はスカルピア男爵の一室。 そこにカヴァラドッシが連行されてきます。 「あの脱 […]
歌姫 フローリア・トスカとその時代(2) ~歌劇トスカ Libretto「台本」~
歌劇トスカ Libretto「台本」 【主な登場人物】 【第一幕】 幕が開くと、そこはイタリア・ローマ市内。 聖アンドレア・デッラ・ヴァッレ教会内。 暗闇に眼が慣れて参ります。 脱獄した政治犯アンジェロッティが教会に忍び […]